2012年11月25日日曜日

お誕生日じゃない日に贈る花


生け花展の後、少しだけ残ったピンクのガーベラ。

小さいブーケにして、その日約束をしていた人にプレゼントすることにした。最近よくお酒を飲みに連れて行ってくれるお姉さん。美人で明るいその女性に、ショッキングピンクのガーベラはよく似合う気がした。

アリスはお茶会で「お誕生日じゃない日の歌」を歌うけれど、なんでもない日に人に何かプレゼントすると、ものすごく喜んでもらえる。「えー!!!いいのー!?ありがとう!」。高価でも豪華でもない、小さな小さな花束で。

 サプライズって贈り物の基本だなぁと、改めて思う。そして本当に相手に届けたいのは、その「嬉しい驚き」なのだと。クリスマスの朝起きて、ソックスの中にプレゼントが詰め込まれていたり、デザートの中からエンゲージリングが出てきたら、たぶんすごく嬉しい。だけど「お誕生日じゃない日」なら、そんな凝ったことはしなくていい。小さなプレゼントでも、渡すだけで大きなサプライズ。

お誕生日じゃない日に花を贈ろう。あなたと私が生まれなかった日に。自分の好きな花を、ほんの少しでいい。大切な人を簡単に喜ばせるチャンスが、一年に364日ある。





二色のガーベラに、ワックスフラワーを添えたシンプルなブーケ。

ショッキングピンクは、きれいだけれどつんとしていない、明るくてお茶目なイメージ。



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