2013年10月21日月曜日

寒露

――陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也。
新暦十月八日頃

毎朝8時20分に家を出る。家を出た瞬間の温度が少しずつ寒くなってきたように思う。私が寝ている間は、もっと冷えていたのだろう。

空気が冷えると、土や植物の上に水滴ができる。温度が下がらないと見ることができないこの現象を、「寒露」という。だから朝、植木に露が降りているのを見つけたら、あなたがまだ起きる前の、冷えた空気を感じることができる。

今年は、「寒露」というには少し暑かった。でもその言葉が教えてくれる。私たちがまだ生まれる前の、「今朝」の空気の冷たさを。



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